そもそもハローワークとは

そもそもハローワークとは

転職といえばハローワークの利用が一般的ですが、そもそもハローワークとは何なのでしょうか。ここではハローワークの概要や提供しているサービスについてまとめていきます。

ハローワークとは?

求人の紹介や失業保険の給付などを無料で行っている国の機関です。ハローワークという呼び名が定着していますが、正しくは「公共職業安定所」といいます。
もともとは、その人の能力を活かし、各産業の労働力を確保するために、そして国民の職業の安定を図るために1947年に作られた職業安定法により設置された機関のことです。以前の日本は就職したら定年までその会社で働く終身雇用制が一般的だったため、転職についてマイナスのイメージを持っている人がたくさんいました。そのイメージを少しでもアップさせるために「ハローワーク」と呼ぶようになったようです。

ハローワークは求職者の味方

厚生労働省は働く人たちの味方です。その厚生労働省の窓口となって求職者の職業確保や職場環境の改善などを行っているのがハローワークです。国が運営しているため、全国各地に拠点が設けられています。住んでいる地域に関係なく全国どこでも同じサービスを受けることができます。
ハローワークは人材を探している企業に仕事を探している人を紹介するのが主な仕事です。就職困難者をサポートする役割を担っているため、求人紹介だけでなくさまざまなサービスで求職者と企業の雇用関係が成り立つように尽力しています。

提供しているサービス

求職者と企業の雇用関係が成立するためにハローワークでは「求人の紹介」「相談窓口」「自己分析サポート」「職業訓練に関する相談」「履歴書の書き方サポート」「面接対策」「紹介状の発行」などさまざまなサービスを提供しています。
扱っている求人情報はハローワークに直接行って確かめるのが一般的ですが、ハローワークインターネットサービスを利用すれば自宅でも検索や閲覧ができます。ただし、インターネット上で閲覧できる求人情報は一般公開されている情報なので、民間が運営している求人サイトに掲載されていることもあります。
求人情報の検索の仕方については以下に紹介している「ハローワークインターネットサービス」を参照してみてください。

また、ハローワークは雇用保険制度の窓口でもあるため、「雇用保険の資格変更等に関する手続き」「失業給付金の受給手続き」「事業主を対象とした各種助成金の支給に関する手続き」など民間とは違う公共機関ならではのサービスも行っています。

設置している施設も多様

子どもがいる主婦向けの「マザーズハローワーク」や学生向けの「学生職業センター」「学生等職業相談窓口」といったように、求人企業や求職者に合わせた施設も設置しています。