復職したい看護師におすすめ

復職したい看護師におすすめ

ナースセンターのメリット・デメリットを踏まえて、ナースセンターを利用した転職に向いている人と不向きな人をまとめていきます。自分の置かれている状況と照らし合わせて、ナースセンターの利用が向いているかどうかを考えてみてください。

向いているタイプ・不向きなタイプ

ナースセンターに向いているのは、転職が初めての人や失敗した経験がある人など安心して転職活動したい人です。また、ほとんどの職員が元看護師なので、悩みを相談したい人も向いています。
その一方で、大規模の病院に転職したい人やスピーディーに進めたい人、転職の目的がはっきりしている人には向いていません。

時間的余裕やブランクがある人におすすめ

ナースセンターで扱っているのは中・小規模の病院や施設がほとんどです、インターネット上で簡単に応募できますが、対応に時間がかかってしまうため時間的な余裕がある人に向いています。働きながら転職活動をしている人よりも再就職先を探しているブランクがある人の方が利用しやすいでしょう。
それに、最新の看護知識や基本的な技術の演習ができる研修「再就業支援研修」も行っているため、育児や介護などで医療の現場から長く離れている人や看護師の資格を持ちながらも臨床経験がない人が復帰するのに役立ちます。研修についての情報は各都道府県の看護協会のサイトに記載されていることも多いため、ナースセンターのサイトだけでなくそちらもチェックするようにしましょう。

研修内容は?

ナースセンターで行っている研修は各都道府県によって違いますが、ここでは東京の研修を例に挙げて内容を詳しくみていきます。東京のナースセンターが行っている研修は「1日コース」「5日間コース」「7日間コース」の3種類です。無料で参加できる研修ばかりですが、病院実習がある場合は支払いが必要になることもあります。
【1日コース】
最新の医療や看護の動向、医療安全や感染管理などを講義形式で学びます。再就職を考えている看護師が対象で転職の進捗状況は特に問われないため、すぐに活動したい人、自分のペースに合わせてゆっくり動きたい人、など誰でも参加できます。
【5日間コース】
再就職に向けて準備している看護師が対象です。1日コースの講義に演習や病棟実習、交流会や相談会がついた内容になっています。薬の知識について講義を受けたり、採血、輸液・静脈注射、筋肉・皮下・皮内注射、体位変換と移乗などを演習したりします。その後に、病棟実習を行います。病棟実習では環境整備やバイタルサインの測定、体位変換や移乗、食事・排泄介助などを実践したりカンファレンスに参加したりします。
【7日間コース】
すぐに再就職したい人が対象のコースです。病棟実習がメインで、5日間コースに2日間の臨床実習がついた内容となっています。